群馬県の建設業許可専門行政書士のブログ

群馬県高崎市の行政書士です。 建設業許可を取ることが得意なので、特に新規でこれから許可を取りたい方向けに情報提供しています。

東京の行政書士事務所から依頼を頂きました。

今日も群馬県庁へ行き、申請を完了してきました。

 

今回の依頼は建設業者さんから直接ではなく同業の行政書士事務所さんからでした。しかも、東京の先生です。

 

お会いしたことはないのですが、前からホームページを見て知っていた先生だったので、電話を頂いたときはビックリしました。

 

依頼は、館林にある建設業者さんの変更届(経営業務の管理責任者、専任技術者の変更)を提出して欲しいという内容でした。

 

何で行政書士が同じ行政書士に仕事を出すの?

なぜ、同じ行政書士なのに、その先生は僕に依頼してくれたのでしょうか?

 

理由は2つあります。

 

1つ目は、単純に距離の問題です。

その先生も建設業許可申請には詳しいので、もちろんご自分で依頼を受けることもできたと思います。

 

でも、東京から群馬の会社とやり取りをして群馬の県庁に書類を提出するのは大変です。しかも今回はかなり急ぎでした。

 

2つ目は、ローカルルールの問題です。

ローカルルールというのは、その地域独特の申請ルールのことです。

 

たとえば、同じ建設業許可申請でも、群馬と東京では申請書の提出方法から要件の確認資料まで違います。

 

なので、同じ申請の仕方でも、東京なら受け付けてくれるのに、群馬じゃ受け付けてもらえないということが起こるのです。逆も当然あります。

 

そこで、その先生は群馬の建設業許可申請は、群馬の専門行政書士にお願いした方が良いと思い、僕に電話をして頂いたそうです。

 

僕も、東京の業者さんから相談を受けたら、自分では依頼を受けずに、東京の行政書士さんを紹介すると思います。不慣れな仕事をしてお客さんに迷惑をかけたくはないので。

 

あなたも、群馬県で建設業許可が欲しいのであれば、群馬の建設業許可専門行政書士を探してください。

 

群馬県で建設業許可専門の行政書士をお探しなら

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【実録】信じられない同業者(行政書士)の話

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昨日、更新の許可申請をしに県庁へ行って来ました。

 

お客さんは沼田市にある会社さんで、今回、初めて僕に依頼をして頂きました。

先月、お客さんからホームページを見て電話を頂いたのですが、更新の依頼だったので意外に思いました。

 

というのも、僕のホームページを見て問い合せをしてくれる方は、新規申請がほとんどだからです。

 

お客さんも、ずっと同じ行政書士の先生にお願いすることが多いので、滅多に新しい行政書士事務所を探しません。

 

仕事をしない(したがらない)行政書士

それから、そのお客さんの所へ行って、社長に何で今までの行政書士にお願いしないのか聞いてみました。

 

すると、驚くべき答えが返ってきたのです。

 

その社長は、許可の期限が近付いてきたので、行政書士に電話したところ

 

「今回は自分でやってください」

 

行政書士に断られてしまったのだそうです。

 

そして、群馬県が発行している『建設業許可申請のしおり』(全161ページ)が会社に郵送されてきたというのです。

 

ちなみに、建設業許可申請のしおりは群馬県のホームページからダウンロードすることもできます。

https://www.pref.gunma.jp/contents/100104560.pdf

 

社長は、しおりを見て

「ウチじゃできない・・・」

と思うのと同時に、行政書士の対応にがっかりしてしまったそうです。

 

これまでも、期限ギリギリで更新していたりと行政書士の対応に冷や冷やしていたとのことで、しっかりと対応してくれる行政書士を探したところ、僕のホームページに辿りついた、とのことでした。

 

その社長以外にも、僕のお客さんでこんな話がありました。

 

新規で建設業許可を取りたいと思って、会社を作ってくれた司法書士の先生(行政書士との兼業)に依頼をしに行ったら、大量の申請書をバサッと渡されて

 

「この書類を書いて持って来てください」

 

と言われてしまったそうです。

 

それができないから依頼しようと思ったのに・・・と、そのお客さんも唖然としたといいます。

 

実は、こういった話は珍しくないのです。

 

特に行政書士は取り扱える仕事の範囲が広いのと、他の資格(司法書士社会保険労務士など)との兼業者が多く、建設業許可のことは分からない、専門ではないという先生が群馬県内にも相当数いらっしゃいます。

 

なので、近所にある行政書士事務所にお願いすれば、迅速かつ丁寧に許可を取ってくれるかというと、そうでないことがあります。

 

ですから、あなたも建設業許可を取りたいと思ったら、必ず建設業許可専門の行政書士を探してください。

 

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建設業許可を取るデメリット【群馬県版】

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建設業許可を取ってデメリットなんてあるの?

と思われるかもしれませんが、あります。

 

そして、多くの行政書士はその点を依頼者に丁寧に説明していないのではと思います。

僕は、建設業許可を取りたいというお客さんに対しては一番はじめにこのデメリットをお伝えして納得頂いてから依頼を受けています。

 

許可を取ってから、そんなの聞いてなかったよ!とならないように今のうちに許可を取るデメリットを押さえておいてください。

 

許可業者は毎年の決算書を公開されてしまう

許可業者は、毎年決算が終わった後、4ヶ月以内にその年の決算書と1年間の工事実績を県庁に報告する義務があります。(決算変更届の提出)

この報告をする事務手間が(行政書士に依頼すれば当然コストも)かかります。

 

この報告をしていないと、5年ごとの許可更新をすることができません。

 

意外と知られていないのですが、許可業者が県庁に提出した申請書類等は群馬県庁に行くと誰でも無料で閲覧することができます。※役員の生年月日等の個人情報が含まれるものは閲覧できません。

 

この決算変更届も例外ではないので、許可業者の決算書は県庁へ行けば誰でも見ることができるのです。

当然、売上規模、現預金の資産や借入金などの負債がどの程度なのかは丸見えになってしまいます。ただし、売掛金の取引先など勘定科目の内訳までは公開されません。

 

でも、実際に県庁までわざわざ決算書を見に行く人なんているの?と思われるかもしれませんが、いるのです。

 

ただし、一般の方ではありません。

一般の方はそんな制度があることすら知らないでしょう。

 

閲覧に来るのは調査会社等の業者さんです。僕が県庁へ申請に行くと必ずいます(笑)ほぼ毎日のように県庁へ来ているのでしょう。業者さんはパソコン持参でずーっと作業しています。

 

なので、決算書を見られたくないなぁという会社であっても、許可業者である以上、例外はないのでこの点は気を付けてください。

 

許可を取った後のお話しですが、許可業者さんは許可票(金看板)を作って掲示しないといけません。そして、看板業者さんが許可を取った業者さんの所へ営業の電話をかけてきます。

 

何でウチが許可取ったこと知ってるの!?

 

とお客さんも驚かれるのですが、県庁へ行くと、新規に許可を取った業者さんの名簿がやはり誰でも見れるようになっているのです。この名簿を見てから申請書類を閲覧すると会社の電話番号が分かるので、それを見て看板業者さんは営業してこられるのだと思います。

 

下手をすると、僕がお客さんに許可が取れたことを連絡するよりも早く看板業者さんから電話が行くこともあります(笑)

 

ということで、許可を取ると会社の情報は一般に公開されてしまうというデメリットがあることを押さえておいてください。

 

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